野原家のルーツここにあり。三十三回忌、ウシおばあ。

ハイサイ。今日は、僕にとって特別な日です。 それは、最愛のおばあが、天国へ旅立ってから三十三年目の命日。
三十三回忌の法要を、家族みんなで執り行いました。
中学まで、ずっとおばあと一緒に寝ていた僕は、文字通り「おばあちゃん子」でした。
幼い頃の記憶のほとんどに、おばあの温もりと、少しだけ日焼けした、だけど優しかった手の感触があります。
毎晩、おばあの隣で聞く昔話や、子守唄のように響く寝息が、僕の日常であり、かけがえのない安心でした。
逞しい生命力で野原家を守り抜いたおばあ
僕のおばあは、本当に強い人でした。 それは、言葉で言い表せないほどの、想像を絶する困難を乗り越えてきた人だからです。
沖縄戦。 あの激しい戦火の中、まだ幼かった僕の父を背負い、逃げ惑い、生き延びたおばあ。 どれほどの恐怖と悲しみ、そして疲労を抱えながら、小さな命を守り抜いたことか。 その時のことを直接語ることは少なかったけれど、おばあの背中や眼差しには、どんな苦境も決して諦めない、燃えるような「生命力」が宿っていました。
戦後、何もないところから、家族のために必死に働き、野原家の礎を築き上げてくれたのもおばあです。
僕たちが今、こうして家族みんなで集まり、笑顔でいられるのは、あの時の、おばあのたゆまぬ努力と、尽きることのない愛情があったからに他なりません。 僕らの平和な日常は、おばあが命を懸けて守り、繋いでくれた未来なんだと、三十三年の時を経て、改めて深く感じています。
33回忌は神に近づく最後の段階の法要だそうです。
今頃、おばあは沖縄でいう「ヒーヌカン・・・(火の神)」に昇華して、さらに野原家を力強く守ってくれているんだろうなぁ。☺️

